マンドール横町

そこはパリに在る。
rue de la mains d'orだ。
かつて手療術師が多くの人を救った、その人が住んでいた
からだと伝えている。
私たちのテアテマンドール協会も此の道に由来しているの
だが、じつは私が命名したときはそんな同一の名前の道が
存在していることも知らなかったのだ。ただフランスの老人
達がぎっくり腰など快癒してしまうので、黄金手つまりマンド
ールと呼んでくれたからだった。勿論フェリクス・ケルステン
師に由来したかったからでもあった。

テアテという施術の原点の日本語と、黄金の手という意味
のマンドールをつなげたという簡単な発想だったのだった。

だが相当以前から、手の療術で多くのユダヤ人を救った人
がいると言うことは、奇跡の指を持つ男という本で知ってい
た。
若い男性が指圧師になりたいから貸してくれと言って持って
いったきり紛失されてしまったが内容はハッキリ覚えていた
のだった。そんな人にあやかりたいと、漠然と付けたのがこ
の名前だった。
しかし、実在している其の名残の跡にはレストランが出来て
いて、そこの主人が確かにここにそう言った人が住んでいた
ことがあったと話してくれたのだった。
私の信奉するその人の写真が本日パリの林会長から送ら
れてきたので公開したくなった次第である。

ヒットラーの右腕、全ての虐殺の首謀者であるヒムラーの後
ろににこやかに太った男性が写っている。
彼こそフェリクス・ケルステイン氏なのだ。
その手指で数十マンそれ以上のユダヤ人オランダ人を救っ
たのだった。
今はもうフランスでもユダヤ人社会でも忘れら用としている
のが残念で林さんが何とか世に復権させようと尽力をされ
ている。
絶版は日本でもフランスでもそうで、書籍は入手不可能に
近いのだが、本日奇跡的に、徳島県の高原書店から入手で
きた。その日に写真が届くのも因縁である。
06年5月15日が即ち今日である。
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